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地デジカの右手の氷を、謝りながら火の魔法で溶かした男は、本題に入る前に私とあの鹿の自己紹介をしようといってきた。
「それでは…おほん!私の名前は…特にない!」
…なにそれ、自己紹介じゃないじゃん。ふざけてるのかな?
「そんな目で見ないでくれ。君は私の事を魔法使いか何かと考えているようだが、私は人間が俗にいう神様なのだよ。」
・・・何だと?
俺が固まってるのを気にせず、神様は隣の地デジカの紹介をし始めた。
「この子はね……――――――」
半分ぐらいしか聞けなかったが、重要であるだろうことは聞けた。あの鹿の名前はリンというらしい。
しかも女性。地デジカの性別なんて見抜けん。そして彼女は自称神様の部下らしい。
彼女は今は仮の姿で、実際はほぼ人間と同じ姿の状態が本当の彼女ということらしい。
好きな食べ物など、他にも色々話していたが、あの[私は神様です]発言の真偽がきになってしょうがなかった。
聞けなかったけど俺は悪くない。
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