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「……ここはどこなんだ?」
目が覚めて起き上がると、真っ白なテーブルと椅子が二つあるだけの四角い、前後不覚に陥りそうな雰囲気の不思議な部屋にいた。
そして、タイミングを見計らったかのように部屋の一部に扉が現れ、一人の男性が微笑みながら入ってきた。
誰この人?
その男性は、白のタキシードをビッチリと着こなし、肩まである銀髪に青い瞳、凛々しい眉毛に小顔で綺麗な顔立ちで、年齢は20代後半ぐらいに見えた。分類でいったらいわゆるイケメンだった。
心の中で思わず舌打ちした気がしたけれど、俺がそんなことするはずない。
そして、そのイケメンは一言、
「幽遊白書の一話目を思い出したね、あれには。」
…なんのこと?
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