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「やっと君から話しかけてくれたね。」
そう言った男はどこか嬉しそうに見えた。
「こっちにきて椅子に座ってくれ。」
疑う必要は無いと思ったので、俺はその言葉に従った。
早速さっきの事を聞こうとした時、男が手で制止の合図をしてきた。
「まず話す前に心を落ち着かせようか。あの子に紅茶をもってきてもらうから。」
そう言うと、あのマスコットが扉から出ていった。
数分後戻ってきたマスコットの手には、紅茶が二つ乗ったトレイがあった。
あの手で紅茶を入れる技術に、脱帽ものです。
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