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「気にする必要はないよ。」
俺が少しむなしくなっていたのを見抜いたのか、慰めるかのように男は微笑みながら言った。
「確かに紅茶は市販のものだけれど、君の心を落ち着かせるために癒しの魔法をかけておいたんだ。それで高価に感じたのだと思うよ。」
まさか紅茶云々の話で魔法という単語がでてくるとは…
けど、さっきと比べると気分が良くなったのは明白だ。これが魔法なのか?
けどこれだけじゃ全てを信じるには足りない、出来ることなら、証拠材料として魔法っぽいものを見せてもらいたいな。
翔は興奮していた。
手品かもしれない
そうも考えたが
この男の印象から本当に
魔法使いなのではと思い始めていた。
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