エスケープ

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「全部切れたわよ」 ケビンはその場に立つと背伸びをした腕と足首には縄の跡が残っている 「ありがとう」 女は目に涙を溜めケビンに握手した ケビンは照れ臭そうに笑うと深呼吸をした 「S.W.A.T チームブラボーのケビン・ペインだ」 ケビンはニコッと笑うと手をだした 女は少し焦ったようにその手を握りなおした 「RY大学教授のレイ・フローレンス」 「フローレンスは大学教授だったのか」 「レイでいいわ…」 どこか思いこんでいるのかレイはしたを俯いた 「そ、そういえば俺の銃は…」 「そこに」 レイは指を向ける 「ん?あぁ、ありがとう」 ケビンは装備を整えた。 「レイ!!」 ッガチャ レイの下に銃が渡される しゃがんで銃を取ると、ぽかんとしていた 「護身用だ使い方を教える」 ケビンは手持ちの銃に弾をこめた 「弾をこめたら直ぐに相手の急所を撃て」 ケビンは自分の胸に手をやった。 「駄目…」 「っえ?」 「あいつ達は頭を撃たない限り死なない…」 ケビンから渡された銃に弾をこめると口を開いた 「詳しいな…」 ケビンはポケットからタバコを取り出し火を付けた。 女はまた下を見た 「良かったら話してくれないか?」 「あいつ達を作ったのは私の…」 「?」 「私の……父なんです」
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