ー石榴ー

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まさか、17、18歳だと思った若者が自分と同じ27歳の大人だとは、しかもそれが千葉くんだとは、思いもしなかった。 なにせ、彼はとても27歳には見えないし、まだこの街にいるなんて知らなかったから。 びっくりして、声を出せないでいるままの私に、千葉くんは笑顔で言う。 「僕、お腹空いてるんですよ。そこの店入りませんか?」
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