トナカイの憂鬱

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なんだか悲しくなって、部屋の隅っこでこっそり泣いた。 「トナカイくん、どうしたの」 小人さんたちが聞いてくる。 「なんでもないよ。大丈夫」 「本当に?」 「本当に。」 「あ、サンタさんがさっき探してたよ。」 時計を見れば、もうすぐ0時。出発の時間だ。
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