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第一章
俺は普通すぎた日常に飽き飽きしていた。
普通すぎると言うのは、毎朝目が覚めたら顔を洗って朝飯を済ませて学校へ行く。
そしていつものように通学路を歩き、友人と会ったら駄弁りながら登校する。
学校では授業を受け、昼飯を食べ、また授業を受ける。
学校が終われば朝通った道を辿って帰る。
家に帰ると少しのんびりしてから宿題などを済ませ、ついでに夕飯、風呂も済ませてしまい、漫画などを読んで寝るであろう。
大体毎日こういった日常を送っている。
少しは何か事件やらなんやら起きれば良いものの、なにも起きやしない。
数日前まではそう思っていた。
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