3話 雷斗の裏の顔

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鹿島雷斗―― 彼の肩書きは 鳳リリカの側近で生徒会では副会長にあたる。 そんな彼のもとにある話が飛び込んできた。 ハナが上級生にいじめられているという噂だった どうやら自分のファンの女子がやったらしいという話だった。 「またアイツらか。。。やれやれ、お仕置きが必要・・かな?」 そう、秩序を乱した者にバツを与えるのが雷斗の本当のしごとなのだ。 「や!君たち♪ 僕のファンだって聞いたんだけど♪」 「嘘!雷斗様!? まさか・・昨日の事で。。」 「そ、君達が昨日、ハナさんにしたことがね、僕の耳に入ってきて・・ね♪」 「・・・私達、悪い事したと思ってません!」 「僕が好きで仕方ないようだね。はぁ..」 「由理亜。」 そう呼ばれたのは、ハナをいじめた可愛い系の女子生徒だった。 「雷斗様・・・。あなたは私のだもん。」 「独占欲の強い女は俺は嫌いだ」 「・・っ!」 「黙れよ。」 次の瞬間― 雷斗は由理亜の唇を塞ぎ、貪るようにキスする― 「んっ・・・はぁんっ・・雷斗さまぁんっ」 彼女は気を失って倒れた。 他の4人にもお仕置きと称して同じ事をしたあと、こう言った 「俺の許可なく、 ハナに危害を加える事は決して許さない。やぶったらどうなるか・・分かるな?」
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