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雷斗は屋上でリリカとの思い出に浸っていた。
そんな時――
「鹿島先輩?」
声が聞こえ振り返るとハナが立っていた。
「君か・・。何の用だい。」
「また副会長の仕事サボってたんですか?」
雷斗は投げやりに言う
「君に関係ないだろ。それに俺はもう・・・
生徒会とは関係ない」
「え・・・」
ハナは驚いて雷斗を見つめた
「それって・・・クビになったって・・・事ですか?」
「そうだよ。」
「そんな――!
先輩は何も悪くないのに。。」
「お前に。。お前に・・・俺とリリカ様の何がわかる!!
俺があの人に捨てられた原因を作ったお前に!」
「え・・それ・・どういう」
「本当の事教えてやるよ!俺は女王候補であるお前を監視し、骨抜きにしてリリカ様の前に連れてくるよう言われてた!」
「なのに・・・俺は・・・
俺のファンにイジメられてたお前を放っておけなかった」
「先輩・・・」
「それがリリカ様にバレて生徒会にもう来るなってハッキリ言われた。。」
「先輩は、すごいよ。1人の人の為にそこまで忠実なんだもん。同じ女として羨ましい。愛されてて」
「羨ましい・・?」(周りにはそう見えてたのか?俺とあの人は・・・)
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