14人が本棚に入れています
本棚に追加
1人の少女がため息を付く。
「はぁ。。今年もこの季節が来てしまったわね。。、アレを決める季節が・・・」
「はい・・・、リリカ様。」
リリカという少女の傍らにいる1人の少年が頷く。
「この学園で絶対的な存在になれる唯一無二の存在、クイーンを選ぶ季節・・ですか」
「ええ、あなたは誰がいいと思う?アナタの好みで選んでも構わなくてよ、雷斗。」
「いえ、私はリリカ様がいるので他の女性など目に入りません」
「まぁ、雷斗ったら・・あなたは、私の最高のパートナーだわ。私の命令を忠実に聞いてくれるんですもの。。じゃあ、このコなんてどうかしら?」
雷斗と呼ばれる少年が一枚の写真を取り、「あなたの仰せの通りに致します。」
「そのコが入学して来たら、そのコに優しくしてあげて。怪しまれないように、慎重にやってね、そして一週間たったらココへ連れてきて。」
「期待しているわ。まぁ、あなたが手こずったりしくじるようなことは無いでしょうけど、もし失敗したら・・その時は、分かっているわね…?」「はい」雷斗は短く返事をし、クイーンルールを後にした――
リリカは1人つぶやく「今年クイーンになるコ、ふふっ、楽しみだわ・・」
最初のコメントを投稿しよう!