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リリカの壇上での発言から数日がたったある日――
「ねぇ、ハナ。」
ハナに呼びかける少女、彼女はハナと同じクラスの卯月亜依ハナがこの高校に入って初めて出来た友達だ。
「何? 亜依ちゃん。」
「私ね、生徒会に入ろうと思うの。」
「えっ。。何。。言ってるの?!冗談でしょ?生徒会って鳳リリカがいるところじゃない!」
「何でそんなに怒るかなぁ・・・。先輩言ってたじゃん?逆らわなきゃ、何もしないって」
「言ったけど・・それでいいの?リリカのいいなりで・・・」
「うん。私、生徒会に行くね。ハナも身構えたりしないで楽に考えてこうよ♪ね?」
そう言うと彼女は
教室を出て生徒会室へ向かった-―
ハナは一言
「ごめん、亜依ちゃん楽な考え方なんて
私には無理だよ・・、こんなのバカげてるし間違ってるよ。あたしは納得出来ないよ…」
ハナは周りの人間を敵に回しても女王・鳳リリカ立ち向かう決意を固めつつあった
その陰で―
「あ~ぁ。リリカ様もなぜ、あんな子をクイーン候補にしたのかなぁ。リリカ様のよさを何も解ってないよ。あんなに素敵で聡明な方は他にいないのに・・まっ、1人は手に入れたからいっかぁ。」
雷斗は1人そうつぶやいた。
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