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「……………………」
今度こそ薄気味が悪くなって、ぼくは何も言わずにそこから離れた。
(今日は、なんだかヘンなことが多いや。気味が悪いよ)
ぼくは何も見ないように目をぎゅっと閉じて、早足で歩いた。
そのままポケモンセンターのドアを思いっきり開け放って、外へと飛び出した。外に出れば、きっといつも通りの光景が広がっていると思ったのだ。
ぼくは外に出て、初めて目を開いてみた。
「……? あれ? ここはどこ……?」
ぼくは外に出て初めて、そこはぼくの見慣れているトキワシティではないことに気付いた。
「……ひょっとしてここは……ニビシティ……?」
ぼくは恐る恐る、辺りを見回してみた。
するとどうだろう! ぼくは外に出て初めて、ここがニビシティだということに気がついたのだ。周りを見回してみても、トキワシティに住んでる人の姿は一人も見えないし、街の構造は、どう見てもニビシティだった。
ぼくは、ニビシティにいるのだ。
「ぼくはどうして、こんなところにいるんだろう?」
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