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「おいガキ…てめえ今なんつった?」
ゴロツキ二人組のうち、大柄な男が睨み付ける。
「デュエルを申し込みました。」
それに対して少女は焦りもせずに淡々と答える。
「オレラのことを知っていってんのか?」
背のヒョロ高い男も上から見下すように問いかけるが、少女は何事もないかのように言った。
「聞いたこともありません。」
その瞬間、大柄な男はテーブルを跳ね上げながら立ち上がる。
「ほう!いい度胸してんじゃねぇか!いいぜやってやるよ!」
大柄な男は部下に持たせてあったディスクをぶんどると装着する。
それを見て少女の方も抱えていたディスクを装着しようとした瞬間に男の声が遮る。
「ちょっと待った!その前に取り決めだ!このデュエルで負けた方は勝った方の命令を聞く、だ。それが無理ならデュエルはしないぜ。」
明らかに横暴な条件だった。しかし、少女は平気な顔をしながら承諾する。
「よし!こっちきな!ルールはタッグデュエルだ!LIFEは二人合わせて8000!」
少女は初めて戸惑いを見せた。
「ギャハハ!誰かパートナーを連れてきなよ!まぁ、負ければそいつも条件は同じだけどね!!」
背のヒョロ高い(言いにくいからこれからのっぽ)は嫌らしい笑みを浮かべる。
これに大柄な男が追い討ちをかける。
「パートナーがいないなら俺たちの不戦勝で命令をきいてもらうぜ?」
この瞬間、僕は我慢の限界に達した。
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