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少年はある程度走ると、目的地を見つけたのか、ゆっくりとペースを落とし出した。
そして、少年はある店のドアに手をかけ、大きく開いた。
「おはようございます!」
少年の明るく大きな声が店内に響き渡る。
「おう!今朝は早いな!」
返事を返したのはカウンターを挟んで、男らしい笑みを浮かべる三十代前半の男だった。
「そりゃあそうですよ!なんてったって今日はあの日ですから!」
少年も男に返事を返す。
「ははっ!確かにな!今日はこの町のデュエリストが全員、ここに集まる日だからな!」
男は歳に不釣り合いに大声で笑い飛ばした。
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