一章~少女決闘者と雷龍~

12/13
前へ
/196ページ
次へ
「「バカな!こんな信じられないことが!?」」 ゴロツキ二人は声を揃えて驚く。 僕自身も、目の前で起こっている現象が信じられなかった。 「まだまだです!手札からミラクルフュージョン発動します。墓地からオーシャンと魔神王を除外して融合します!力を貸して!E・HEROアブソルートZERO!」 場に水柱が立ち、その中から一人の戦士が出現した。 アブソルートZERO ATK 2500 「嘘だ…こんな状況が!」 「信じられない…信じられない…」 ゴロツキ二人はもはや現実逃避に近い状態だった。 僕は目の前でモンスター達に微笑む少女に目を奪われていた。 「いきます!全員でダイレクトアタックです♪それじゃあ…サヨウナラ♪」 三体のモンスターがゴロツキ二人に凶悪なほどの攻撃を放ち、ゴロツキ二人は吹き飛ばされ、店内の壁にぶち当たり気絶した。 ゴロツキLIFE0 少女はモンスター達を消した後、僕の前に立った。 僕は少女の顔を尻餅をついたまま見上げる。 少女はこんな僕に手を伸ばし、言った。 「私の名前は氷室雷梨。よろしくね♪」
/196ページ

最初のコメントを投稿しよう!

121人が本棚に入れています
本棚に追加