~有馬シンデレラの場合~

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男は慌てます。 「おい!泣くなよ!俺が悪かったよ!泣くと化粧落ちるぞ?」 シンデレラは鞄から化粧落としを出して顔をぐしぐしと拭くとキッと男を睨みつけました。 「王子様に見て貰いたかったのにどうしてくれんのよ!サイアク…せっかく生で王子様見れるはずだったのに… ちょっと、聞いてんの!?」 男はぽーっとしていて、話を聞いていませんでした。 顔を上げたシンデレラのスッピンを見て、恋に落ちてしまったのです。
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