想いは、言わなきゃわからない

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  テレビを見ていると、インターホンが鳴った。   思わず、いつものように、体が反応しそうになる。     ドアを開けると、そこには…なんと、私服姿の住田が立っていた。     「おはよう。朝早くにごめんね」   「住田さん!?お、おはようございます!」     ビックリして、挨拶を返す充。       「なんだか、急に充に会いたくなって、来てしまったんだ。あ、大丈夫。すぐに帰るからね」     慌てて、充は、住田を中に招き入れる。   そして、コーヒーを出した。     「ありがとう。今日は、せっかくの休みなのに、いいのかい?」   「は、はい!住田さんなら…大歓迎です!」   「ふふ、充は優しい子だな」   「ほ、本当ですっ。一緒にいると癒されるから…」     充の言葉に、住田は微笑んだ。    
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