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それから、すぐに晴も会社を辞めた。
2人は、今は同じマンションに暮らしている。
リビングで、ソファーに座り、並んで話す、晴と充。
「癒し課は、嫌いじゃなかったけど今は充がいるからな」
「うん。僕は…住田さんがいてくれたおかげで、続けられた気がするんだ。
だから、今、晴さんと一緒にいられるんだ…って」
「そうか。住田さん…充の事は、やっぱ、歳の離れた弟みたいに思ってたのかな?」
「どうかな…」
2人も抜けた癒し課は大変そうだが、新たに2人、入る事になった。
里山 夕日(さとやま ゆうひ) 苗字でわかるかと思うが、彼は、2つ下の充の弟だ。
夕日は、まだ兄の充には、この会社の癒し課に入る事は、話してはいない。
なぜなら、もう1人、入るのが、里山 朝日(さとやま あさひ)という、夕日の双子の兄だから。
兄に似た容姿の2人。
2人が癒し課に入ると聞いたら、兄はさぞかし驚くだろう。
そして…住田も、2人を見たら驚くに違いないだろう。
END
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