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しばらく商店街の中をいくと優と健次がよく行っていたゲーセンが見えてきた。
「なつかしいなぁ…」
思わず口から出たその優の言葉に健次はキョトンとして言う。
「懐かしい?お前、だ、大丈夫か?」
「なんでもねぇよ!」
すぐに返した優はそのままゲーセンにはいると当時ハマったゲームを片っ端からやった。
(わけわかんねぇ。これが夢?……リアル過ぎだろ。それともあっちの俺が夢なのか…)
「優!飲めよ!」
そんな事を考えながらゲームをしてる優に健次がペットボトルを投げてよこす。
「サンキュ!」
口を開けて一口飲むと優は突然に瞼が重くなり意識が薄れていく感覚に襲われた。
「……?」
そんな優をみた健次が声をかけている。
「……か?……い?…優?」
しかし次第に遠くなっていく意識。
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