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◆ BP基地内 ◆
愛心(N)
「1995年、宇宙で地球を管理する絶対的支配者「ベルザ」が誕生した。宇宙衛星で、地球の色んな国を見て絶対的な決定権を持つ組織である事は大人から子供まで皆知っている。日本の国、東京では日本の為と大きく括り通称「WWW」(すりーだぶりゅー)、World War Wakeという宇宙平和館開発研究所というロケットやもしも絶滅寸前という時の為の確保場所、大臣等首脳会議、会談、国会用という大きな大きな建物が建っている」
月紅
「何がそんなに気になるのですか、愛心」
愛心(N)
「その建物地下奥深くに、世界的には公表されていないが、「ベルザ」に公認されAIロボット特別福祉研究所東京地区「B-2017 BP」というBランク許可証をもらった」
愛心
「色々。色々と、考えがまとまらないのよ。」
月紅
「BPメンテナンスルームへも、それで向かっているのですか?」
愛心
「……それもあるけれど」
愛心(M)
「私と会話しているのは、AIロボットである月紅。兄弟ロボット達の中で一番最初に作られている。落ち着いているけれど人一倍誰かを想っている。AIロボットとは、心…人格を持つロボットの事」
月紅
「着いたようです。」
◆ 扉が開く ◆
凛星
「そんな事ないよ、きっと凛星たち調査しに行くんだよー!」
星亞
「だとしたら?」
凛星
「なんでそんなに星亞お姉さまはつまらなさそうなのー?」
星亞
「別に?いつも通りでしょう」
凛星
「絶対そんな事ないもん!」
月歌
「まあまあ落ち着けって。な、凛星」
凛星
「月歌お兄様に止められたって、凛星全然うれしくないよー!」
愛心
「くすくすっ。相変わらず…騒がしいわね」
月紅
「時にここは幼稚園のようになりますから」
凛星
「あー、愛心ー!それに月紅お兄様お帰りなさいー!」
愛心(N)
「ここはBPメンテナンスルーム。AIロボットは主にここでメンテナンスを受け、燃料の入ったものを飲み物として飲んだりする。メンテナンスルームという名前だけれど、ここは月紅たちの部屋といってもいい。そのくらい彼らはこの場所にいる事が多い。」
月紅
「ただいま、凛星。」
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