第4章‐真実‐

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「ブルーマザーから電話だ」 全員通話ボタンを押す。 『た、大変だ! またバリアが解かれて、モンスターが襲ってきたんだ!』 「なっ!」 全員硬直した。 『頼む!応援を、応援を!! う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! 』 ツーツーツー・・・。 「・・・おい・・・返事しろよ!おい!・・・・・・くそぉ!!」 鳥花は地面を思いっきり殴る。 ざわざわかさかさ・・・ 森が揺れる。 「行こう」 長瀬が歩きだした。 「悔しくないのかよ!自分の無力さとあの野郎の手のひらで踊らされていることに!!」 鳥花は半泣きで訴える。 長瀬は足を止めた。 「・・・決まってるだろ」 「悔しいに決まってるだろ!!!!!!」 長瀬は前へ、一歩ずつ前へ、再び歩きだした。 「行くぞ鳥花。長瀬さんの考え方が正しい」 竜牙はそう言って、長瀬のあとをついていった。 それにつられて、ほかの四人も歩きだした。 「鳥花・・・行こ」 遥が歩きながら言った。 「・・・・・・ああ」 島の中心部まであと18キロメートル。
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