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…どこだここは。
暗い。ただ、暗い
「だーめじゃないっスか~。荒神さん。一般人を巻き込んじゃ~。」
…?誰だ?
「大丈夫よ。そいつもう、一般人じゃないから。」
…この声は…荒神?
あれ…?僕は、何をしてたんだ…?
「…もしかして、噛んだ?」
「そうよ。」
「だーめじゃないっスか~!!も~。」
…思い出した!!
開いた目に飛び込んで来たのは、白い天井。
目を右に動かすと、茶色の革のソファの背もたれが見えた。
どうやら僕はこのソファで寝かされていたらしい。
「…。起きたのね。」
声のする方を目を細めて見つめる。
何しろ部屋がやけに暗いのだ。窓の外と部屋の暗さから見て、どうやら今は夜らしいと予測がついた。
カーテンの閉まりきっていない窓から入ってくる月の光が、僕と荒神だけを照らしていた。
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