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それから僕たちは、特別何があった訳でもなく、
「平穏無事に着けたわね。」
至って普通に帰ってきた。
らしい。
少なくとも荒神はそう思っている。
どうやら、詳しくは解らないがさっきの薮逆病院は、学校よりは家側にあるらしく、30分程歩いた後、
見覚えのある平凡な一軒家にたどり着いた。
というか、僕ん家だ。
「何が平穏だ!ずっと僕を罵倒しながら歩いてたくせに!!僕の心は無事じゃない!お世辞にも、無事とは言えない!!」
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