― 悪魔? いいえ、天使です。 ―
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話を戻すと、この悪魔のような奴が恐いからと言って、このまま黙って流れに身を任せていても絶対に状況は良くならない。 寧ろ、悪化すると思っていいだろう。 ならば、今、頑張らないでどうする!? 自分の中の枯れかけの勇気を奮い立たせて、青年に声をかける。 「あ、あの!」 「残念。捕虜に発言権は与えられてねえの」 身も蓋も無く切り捨てられ、冷たく透き通った深蒼の双眸に撃沈した。
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