― まあ、犠牲は付き物ですから仕方ありませんよ。 ―
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一頻り慌てふためく様を愉しんだシェルクは、飽きたと言わんばかりに首を鳴らす。 「さぁて、そこそこ堪能したし行くか。……じゃ、契約忘れんなよ?」 神様にそれだけ言うと、ゲートが放つ光の中にすっと消えた。 契……約……? これはまた物騒なワードが出たな。……しかし、そこまでだ。 私は体得したスルースキルを発動させ、脳内から綺麗に消去した。
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