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落ちた。
やっぱ女なんて楽勝だな。
甘い声だせばなんでも言うこと聞いてくれるし。
ま、何より俺って顔良いし。
「ああ」
俺とリナは寝室に向かった。
何発くらいイケっかなぁ。
帰ったらあのガキから大事なこと教えてもらって天国に行くからなぁ…
きっと今日でこの女とヤるのも最後だろーからイケるとこまでいくか。
へばんなよ?
糞女。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ベッドの上でぐったりしているリナを放って帰る仕度をしていた。
もう8時か。
休憩しながらだったが、思ってたよりヤれたな。
「…じゃ、俺帰るから」
「ま、待って…やまと…今度はいつ来れる?」
喘ぎすぎで喉がガラガラの状態でリナは俺に問う。
「…もう会わねー。じゃあな」
俺はリナに背を向けたままそう吐き捨て、玄関に向かった。
「会わ…ない…?どういうこと…ねぇ…どうしてなのっ……なんでよ!?…なんでっ………やまとぉぉぉぉ!!」
後ろで泣き叫ぶリナを無視し、俺はリナの部屋を出た。
さてと、もうこの腐った世界とはおさらばだな。
やっと…真っ黒な世界から抜け出せる。
早く天国行きてぇなー。
天国はきっと………
明るいんだろうな…
俺は久しぶりにゆっくりと最後になるであろう冷たい冬の風を受けながらアパートに戻った。
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