第2話 竜騎

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「続いて駆動術の応用についてです」 シモン先生が説明を再開する。ちなみにDDは聖の肩にもたれかかりながら寝てる。 ちなみに聖は学校一の美女と言われてる。 うらやましいやつだな…このやろう…。 聖は困った顔をしてるけどどことなく…なんつーか…嬉しそう?つーか、幸せそう?な感じだし。 普段の様子から見てもこの頃いい感じだよな、そういえば。 こいつら、なんで付き合わねぇんだよ…。 話を戻そう。 シモン先生にまた睨まれちまう。 「駆動術師は大きくわけて三つのタイプに分けられるのはみなさん、知っていると思います」 やべ、オレ、そこらへん忘れてる! 「天霊駆動術師(エンジェルドライバー)、竜滅駆動術師(ドラゴンスレイヤー)、造型駆動術師(ギアマイスター)の三種です。ではそれぞれについて詳しく説明していきます」 シモン先生は一度言葉をきり、寝ている生徒に向けてチョークを投げつけた。綺麗な放物線をえがきチョークは寝ている生徒の額にヒットし、あまりの威力に「白塵」とかした。 みんな見馴れてるからたいして驚きもしない。 もはやγクラスの名物だからな、この光景。 「DD、大丈夫っ?」 聖が小声でDDの安否の確認をしている。オレの隣のアスカは飽きれ顔で小さく「…アホ…」とつぶやいた。 「DDのせいで余計な文字数使ったんで、説明再開しま~す」 シモン先生、説明再開。 「まず、天霊駆動術師は応用技術『イノリ』を扱う駆動術師のことをさします。駆動陣という特殊な駆動具を使えるのが特徴ですね。このクラスでは、アスカ・ケルディンが使えますね。『イノリ』は『ココロ』の進化系と考えてください。 続いて竜滅駆動術師は応用技術『カクゴ』を扱います。『カクゴ』を身体に纏う特殊な武術【竜滅奥義】をつかうのが彼らの特徴ですね。このクラスではDD、ドランが使えますね」 ちなみにドランってのはオレの名前だから。念のため。 「『カクゴ』も『イノリ』と同じく『ココロ』の進化版です。 最後に造型駆動術師は応用技術『オモイ』を使います。『オモイ』をARM GEARにこめることによりGEARをパワーアップさせ【GEAR 最大輪】という状態にできるのが特徴です。源 聖が使えますね。『オモイ』についても『イノリ』、『カクゴ』と同じです。ここまでで何か質問ありますか~?」 先生、途中から何語喋ってました?
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