☆ 6 ☆

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「お……はょ」 上から掛けられたオドオドした声に顔を向ける ロフトから頭ボッサボサの寝起きの真來が覗いてる 「おはよ~、真來。おいで」 服もあのままだったからしわしわだ 「シャワー浴びてこいよ」 ボーっとしてる真來の手をひき、バスルームに入れる 「着替え、出しとくから」 返事はない 多分、頷いたからだろう クローゼットから小さめの服をチョイスして置く ガラス張りなのを知らない真來がシャワーにうたれてボーっとしてるのが見える 裸の肩が華奢で守ってやりたくなる 見ないようにしながらスモークのボタンを押し、キッチンに入った 二日酔いでもなさそうだから、食べられるだろう 冷蔵庫を開けて材料を取り出した 真來がリビングに戻ってくる ダブダブの俺のTシャツにスウェット スウェットの裾を何度も折り返してあった 可愛い…… 「ドライヤー分かったか?」 「うん」 ダイニングテーブルに座らせる 今朝は卵焼きのサンドイッチとコンソメスープ
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