第一章 少年の日常

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「よし、雑魚を蹴散らすぞ!」 「OKだ。先ずは俺から!」 タニは呪文を唱える。 『エアスラスト!』 風が敵を切り裂いていく! 「俺だって!…魔神剣!」 剣から気を込めた斬撃を飛ばす。 「へっへ~ん!やりぃ!」 俺は飛び上がり、ガッツポーズをした。 「ジュウ!前、まえぇ!」 「えっ?…はっ!」 急いで前を見ると、人を簡単に燃やせる程の火の球がこちらに向かってくる! 「どわっ」 ギリギリな所でガードが間に合う。 「間一髪~」 タニの声のおかけだ。あれがなかったら死んでたかも…。 「タニありがとう!」 タニは黙って頷いた。 (気を引き締めないと…!) 「ファーストエイド!」 俺の傷が癒えていく。 「あ…ありがと、エステル」 エステルは無言で頷く。 「よし、いくぞ!」 4人は突き進んで行く。 そして… 遂に―― 「見つけた!」 「…ダオスだ!」 「人間ごときがこの私を倒せるものか!時に裁かれよ!」 ダオスは開戦早々、両手に気を溜める。 「ダオスレーザー!」 もの凄い大きさのレーザーが一直線に放たれる。 レーザーはエステルにヒットした! 「ごめん…なさい」 エステルは一撃で倒れた! 「しまった!エステルが!?」 「先ずは勝つことが先決だっ」 ユーリはそう言ってダオスに立ち向かう。 「爆砕陣!」 体をひねりながら浮かび、そのまま武器を敵に叩きつける! 「ぐっ」 ダオスが少しひるんだ。 ―今だ― 「畳み掛けるぞ!」 俺の合図で、ユーリ、タニが3人一気に仕掛ける! 「散沙雨!」「三散華!」「瞬迅剣!」 しかし、ダオスは余裕の笑みを浮かべている…。 「甘いわっ!ダオスコルダー!」 ダオスを勢いよく地面を殴る そして周りから自分を守るように衝撃波を出す 「どわぁ」「くっ」 「うわぁっ」 3人は別々に飛ばされる。 「ってぇ、み、みんな無事か?」 「お~う、なんとか…」 タニは手を降る 「ユーリは…駄目か」 「いきなり、ピンチ到来…だな。」 2人に戦慄が走る―!
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