第一話『バニシングクリムゾン』

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 あてにならないなぁ。そもそも誤解を解いてもらうのは当たり前のはずなのに。 「ま、とりあえず誘って見るぐらいはしてみますよ」  脱力感とともに嘆息する俺。 「期待しているぞ」  そういって芽衣はトテトテと可愛いらしく屋上を走り去った。  気のせいだろうか?  俺の求める平凡な高校生活が段々遠ざかっている気がする……
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