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今回……自分が依頼された葬儀の仕事でなかったけれど
上京してから親交の深かった仲間を急に失ってしまった
自傷して命を絶つ…
私は許せる事ではないと常に思っている
ただ……そうさせる行為
人間の心に棲む闇は
わずかなタイミングでひょっこり顔を出して
連れてってしまうのかもしれないと
友人のケンタから教わったような気がする……。
死ぬつもりではなかったけれど、つい…死んでしまう
そんな事もあるのかもしれない
けれど 残された家族の悲しみ…
友人の悲しみ…
置いて逝かれた者の悲しみがわかるから
いかなる理由にしても
自分を殺す行為だけは許せない
もうすぐ 彼の一周忌…
ケンタの魂が闇から離れ
安らかであるよう…
祈ります
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