死に損ない

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靴底で大理石をカツカツ叩く音 僕の顔を撫でてる ???? 似てる、触れる感触優しい体温 そっと唇が触れた 唇から嫌な物がドロドロと出てくるのを 「アイリス…もう身代わりは終わったんだ」 触れてくる舌が混沌とした闇を喰らう 混ざり合う口の中 「アイリス…愛してる」 僕はその言葉を聴き意識を失った 「嗚呼。この傷みと苦しみは返しておくか」 青年は銀細工をされた青い瓶の蓋を開けた 青年は息を吐くと 口に含んだ黒い煙は瓶に入った 青年は蓋を閉めた 「アイリス…戻してあげるからね 時間も…運命も」
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