死に損ない

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うとうと、と眼は醒めた 白いドレスを僕は着ていた 「おはよう、アイリス今日も綺麗だね。」 頭が重い…、頭をわさわさと触る1m位髪は延びていた 「さぁてッと。」少年はアイリスを抱え アイリスはきょとんとしていた 「私達は繋がっている 出逢う前に貴女が居なくなった困る」 どこか城の中に居るみたい-綺麗だ。 意味深な事を言う少年は何者なのだろうか……… 「嗚呼、自己紹介を忘れていたね。 私の名前はブルー。君の、未来の旦那さんさ。ここは不思議な場所で。行きたいって思えば城の部屋何処でも行けるんだよ。」 アイリスはブルーを見るなり話そうしたが… アイリスの胸に手が貫通し何かを掴んだ 蒼い宝石が今でも煌めいていた。 痛くない、胸を貫通されているというのに 「これの性でアイリスは身代わりの女神に」 どうやら宝石の性らしく 「ねぇ、どうして僕を助けたの?ねぇ、ほっとけばこの世界に楽しい事なんて何もないの怖くて、痛い、辛い」 ポロポロ涙が出てきたブルーも諦めてくれるだろう 胸の傷は無くブルーは僕を殺しにくるんだろうから ブルーは僕を下ろし僕をじっとみつめ 手を振りかざし 僕は深く眼を綴じた
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