三章

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in道場 ガラッ 戸を開けると数人の隊士たちが稽古をしていた。 永「おいっ!真ん中を開けろ」 ザッ 隊士たちがすぐに横に寄せた。 杉「速くやろうぜ!」 俺が言うと、隊士たちが〔誰だこいつは〕っていう目で見てきた。 藤「杉川―、止めといた方がいいって」 永「相手は総司だぜ」 原「せめて平隊士とか…」 三ばK(ゴホッ)三人が心配してきた。 杉「大丈夫!」 土「止めるんだったら今のうちだぜ」 杉「ふんっ、何を今さら」 冲「防具は着ける?」 杉「重いんで着けません、……木刀でやろう」 冲「分かったよ…怪我してもしらないからね」 隊1「おい!沖田先生相手に防具無しだぜ」 隊2「馬鹿な奴だな」 杉(……聞こえてるんだよ!) 土「では、……試合開始!」 ザッ 両者の殺気に当てられて、数人の隊士が気絶した。 杉(凄い殺気だな!) 両者にらみ合いが続く。 数分が経過して、沖田さんが動いた。 冲「……来ないの?ならこっちから」 ダッ パシン! 冲「へ~、結構やるね」 土「総司の突きを止めるだと!!」 杉(結構速いな!これは本気を出さないと…) バシッ バキ 藤「速すぎて見えない!」 永「すげぇな!」 原「嗚呼」 土「(予想外だな!)」 杉「はぁ、はぁ(やっぱり男と女との体力じゃあ……)」 冲「あれっ、疲れてきたの?」 杉「煩いっ!」 バキッ! 藤「どっちが勝ったんだ?」
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