三章

3/3
570人が本棚に入れています
本棚に追加
/153ページ
土「勝者……沖田総司!」 優月の木刀が折れた。 杉「くそっ!」 土「おいっ!」 杉「何だよ?」 土「……入隊を認めてやる」 杉「負けたのにか?」 土「総司とあれだけやりあえるんだ………てめぇは一番組副組長をやれ!」 杉「分かった」 近「よしっ!……今日は杉川君の歓迎会をやろう!」 土「そうだな、…………総司!」 冲「何ですか?」 土「杉川に屯所案内をしてやれ」 冲「はいはい。 優月ちゃん、行こうか?」 杉「あっ、うん」 ガラッ 俺と沖田さんは道場を出た。 優月と沖田さんが出た道場では………… 藤「オレ……杉川に負けるかも」 永「すげぇな」 原(杉川って………女?…なわけないか) その頃の優月と沖田さんは、最後に局長室を案内し終わったとこだった。 冲「ねぇ……?」 杉「何ですか?」 冲「君……、女でしょ」 杉「Σ!!………」 吃驚した! 杉「何で分かったんですか?」 沖田さんはにこにこ笑顔で言った。 冲「木刀を受ける時、軽かったから」 杉「………内緒にしといて下さい」 冲「……甘味」 杉「は……?」 冲「甘味を奢ってくれるんだったら」 杉「……分かりました」
/153ページ

最初のコメントを投稿しよう!