五章

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~数刻後~ 部屋に藤堂さんが来た。 藤「飯の時間だぜ!」 杉「は~い」 ―――――――――――――― 原「遅ぇよ」 広間に着いた俺たちを、永倉さんと原田さんが迎えてくれた。 永「おめえら遅えんだよ。この俺の腹の高鳴りどうしてくれるんだ?」 藤「新八っつぁん、それってただ腹が鳴ってるだけだろ?困るよねえ、こういう単純な人」 永「おまえらが来るまで食い始めるのを待っててやった、俺様の寛大な腹に感謝しやがれ!」 原「新八、それ寛大な心だろ……。」 皆が話していると障子が開いて、咲さんが数人の隊士に手伝ってもらって夕食を運んできた。 運び終わったら隊士たちは帰っていった。 咲さんも帰ろうとすると…… 藤「……待って!」 咲「何でしょうか?」 藤「咲ちゃんも一緒に食べようよ(ニコッ)」 咲「…よろしいのですか?」 藤「うん!…………オレの隣においで」 咲「では、……お言葉に甘えて(ニコッ)」 藤「……//…そういえば咲ちゃんっていくつなの?」 咲「私は十八歳ですよ。………藤堂さんはいくつなのですか?」 藤「オレは二十一歳だよ。…………あのさぁ?」 咲「はい?」 藤「歳も近いんだし、オレのことは平助って呼んで(ニコッ)あっ、ちなみに杉川も」 咲「わかりました、私のことも咲とお呼び下さい」 杉「わかった。なら俺のことも下の名前でいい」
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