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斎「俺は務めを果たすべく動いたまでだ。……あんたと違って、俺に戦闘狂の気は無い」
?「うわ、ひどい言い草だなあ」
まるで僕が戦闘狂みたいだ、とその人は笑う。
斎「……否定はしないのか」
キン!!
杉「………何するんだ?」
?「へ―………よく受け止められたね」
急に斬りかかってきた。
杉「そりゃどうも」
?「……運のない奴だ」
杉「は………」
私の後ろから突きつけられた、白銀にきらめく刀の切っ先。
?「いいか、逃げるなよ。」
杉「チッ」
チャキ
彼はあっさりと刀を鞘に戻した。
?「あれ? いいんですか、土方さん。この子、さっきの見ちゃったんですよ?」
土「……いちいち余計なこと喋るんじゃねえよ。下手な話を聞かせちまうと、始末せざるを得なくなるだろうが」
土方に斎藤って新選組じゃん。
?「この子を生かしておいても、厄介なことにしかならないと思いますけどね」
土「とにかく殺せばいいってもんじゃねえだろ。……こいつの処分は、帰ってから決める」
斎「俺は副長の判断に賛成です。長く留まれば他の人間に見つかるかもしれない」
土方は不意に顔を歪めると、苛立たしげに他の二人をにらみつけた。
土「つ―か、おまえら。
土方とか副長とか呼んでんじゃねえよ。伏せろ」
?「ええ―? 伏せるも何も、隊服着てる時点でバレバレだと思いますけど」
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