6人が本棚に入れています
本棚に追加
季節は秋。
楽しかった夏休みは、あっと言う間に終わり、焼けた肌も徐々に小麦色を失ってきた頃。
相変わらず眼瞼下垂(がんけんかすい:まぶたが下がること)は続いていたけど、その内治るだろうと思い込んで日々をすごしたいた。
でも、そんな事より悲しい出来事が…。
失恋した。
中学3年生からお付き合いしてくれた彼に、なんの前触れもなく唐突に別れを切り出されたのだった。
もう本当に悲しくて悲しくて、友達の前で泣きわめいては困らせ、家に帰れば部屋で泣き、食事もせずに三日三晩泣き続けた。
本当に好きだった。
大好きで大好きで仕方なかった。
それに、彼とは深い思い出があった。いまでも、多分これからも忘れないと思う。
最初のコメントを投稿しよう!