街街行こう。

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参加受付を済ませるために受付場所である広場に辿り着いた。 中心には噴水があり周りには花壇があり色とりどりの花が咲いている。 ベンチもあり大会が開催されていなかったら憩いの場と言ったところだろう。 「なんか10万ダーツも出るのに人少ないな……」 ガルが不思議そうに青の目をキョロキョロさしている。 広場にはあまり人はいない。それも五人ほど。 賞金の額もあり相当な人数を覚悟したのだがその心配は無かったらしい。 おそらくその理由はガルたちが見落とした注意書が原因だろう。 「まぁいいじゃない。少ない方が確率上がるよ」 そう言ってリラが登録用紙を三枚とる。 だがその行動を見ていた炎零は 「俺は出んぞキースル」 断った。 「へ?」 炎零が登録用紙をもとに戻すのを見てガルがふぬけた声を出す。 「人間が考えたイベントに俺が出たら面白くないだろう」 炎零は自分が堕鬼だからという意思のもと断ると言うのだ。 「……わりと真面目なんだな」 ガルが残念そうに言った。 「炎零さんでないんだ…じゃあガル、頑張ろ!!」 早くも気を取り直したリラがガルに笑いかける。 仕方なくガルも承諾し、受付表を二人分提出した。
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