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『んなの、ゲンミツに花井に会いたかったからに決まってんじゃん!』
「それ、ゲンミツって使う場面間違えてんだろ。」
そう言いながらも、頬が緩んでしまうのはしかたがない。
だって、俺も会いたかったから。
…なんて、恥ずかしいからぜってぇー言ってやんねぇけど。
『ここって、花井の部屋なんだよな??』
「俺が居んだからそうに決まってんだろー。」
こんな些細な会話が、嬉しい、楽しい。
田島は、いつでもこうやって俺を喜ばせるんだ。
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