第1話

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俺は愛姫鷹(あいひめ、たか) 小さい頃両親が離婚。 理由は親父の浮気、酒、ギャンブル、極め付けはDV。 母は親父に毎日殴られ蹴られる。 母のストレスは溜まりに溜まりやがて俺へ…。 母「お前なんか!産まなきゃ良かった!」 鷹「うわぁーん」 父「うるせーんだよ!このっ!くそガキがぁ!」 そんな毎日だった。 そして俺は…親戚にたらい回し。 親戚1「あいつがいると迷惑だわ」 親戚2「飯だぁ?お前のなんか無いんだよ」 俺は大きくなるにつれ人を信用できなくなり、15歳になった時は家を出た。 最初は野宿だったが、バイトで貯めたお金で一人暮らしを始めた。 ……… …… … 家を出て4年。 今はバイクの免許を持ち、荷物積みのバイトをしている。 仕事場は近いのでバイクは使わず徒歩。 朝から夜まで仕事し、コンビニで弁当を買い、帰って寝る。 仕事もプライベートでも他人とは決して交流せず、一人で過ごす。 そして仕事場でついたあだ名が「天涯孤独」 天涯孤独? ふん、俺は一人で十分だ。 お前達みたいに他人とじゃれあう気は毛頭ない! ましてや恋愛なんか。 くだらん! 天涯孤独、大いに結構。 そう思っていた。 あの女と出会うまでは…
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