第2話

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未来「こんばんは」 鷹「はぁ…」 ため息。 未来「今日も桜が綺麗ですね」 鷹「お前毎日ウザイぞ」 未来「お前じゃないです、未来です」 鷹「はいはい」 未来「風も気持ちよいですね」 鷹「お前どっから来たんだ」 未来「そこの病院です」 鷹「病院?あぁそこのか」 さくら並木のすぐ近くに大きな病院がある。 そこからって事は…入院してんのかこいつ。 鷹「おま…」 未来「未来です」 鷹「…………おま」 未来「未来です」 鷹「はぁ…」 ……… …… … 未来「……だから消しゴムは爆発したんです」 鷹「もぐもぐ…へぇ」 なんで俺はこいつの話を聞きながら弁当食ってんだ? 鷹「ごっそーさん、っと…じゃあな」 未来「あ、では」 帰る。 ……… …… … バタン。 家に着き一息つく。 考えるのは…あの女。 なんで俺はあの道を通った? なんであいつの話を聞きながら弁当を食ってた? あの道じゃなくとも帰れたはず。 話しかけてきても無視できたはず。 何故だ…。 俺は天涯孤独… 友達も家族も恋人もいらない。 鷹「寝るか…」
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