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未来「こんばんは」
鷹「はぁ…」
ため息。
未来「今日も桜が綺麗ですね」
鷹「お前毎日ウザイぞ」
未来「お前じゃないです、未来です」
鷹「はいはい」
未来「風も気持ちよいですね」
鷹「お前どっから来たんだ」
未来「そこの病院です」
鷹「病院?あぁそこのか」
さくら並木のすぐ近くに大きな病院がある。
そこからって事は…入院してんのかこいつ。
鷹「おま…」
未来「未来です」
鷹「…………おま」
未来「未来です」
鷹「はぁ…」
………
……
…
未来「……だから消しゴムは爆発したんです」
鷹「もぐもぐ…へぇ」
なんで俺はこいつの話を聞きながら弁当食ってんだ?
鷹「ごっそーさん、っと…じゃあな」
未来「あ、では」
帰る。
………
……
…
バタン。
家に着き一息つく。
考えるのは…あの女。
なんで俺はあの道を通った?
なんであいつの話を聞きながら弁当を食ってた?
あの道じゃなくとも帰れたはず。
話しかけてきても無視できたはず。
何故だ…。
俺は天涯孤独…
友達も家族も恋人もいらない。
鷹「寝るか…」
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