第3話

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あいつが現れなくなってから3日がたった。 今日も居ないんだろうか? このまま居ない日が続けばこの変なモヤモヤも消えるだろう。 仕事帰り。 未来「こんばんは」 鷹「はぁ~…」 何で、こーなるかね。 未来「また、コンビニ弁当ですか?」 鷹「悪いか」 未来「栄養バランスが偏っちゃいますよ?」 一々あれこれ言ってきやがって。 鷹「てめぇには関係ないだろ」 未来「未来です」 鷹「はいはい」 未来「まだ貴男のお名前聞いてません」 鷹「何で言わなきゃならんのだ」 未来「ずっと貴男じゃ失礼ですから」 鷹「別に失礼でいい」 未来「嫌です」 鷹「だから…」 未来「嫌です」 こ、この野郎…。 鷹「はぁ…、愛姫鷹」 未来「愛姫鷹さん…」 何で教えてんだ。 馬鹿か俺は? 未来「鷹さん」 鷹「あ?」 未来「よろしくお願いします」 鷹「何をだ!」 一時の気の迷いだ。 こんな奴に…こんな奴に… ドキドキしてんだなんて…! 未来「鷹さん?」 鷹「っ!」 俺は逃げる様に家に走って行った。 未来「あ…」 ……… …… … はぁ…はぁ…。 バタン。 鷹「なんなんだよ…」 なんなんだよ、この感じは…。 訳分かんねぇ!
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