第一章

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 いきなりだが、俺は学校が嫌いだ。  朝、登校し席につき、受けたくもない授業を受けてて、家に帰る。  毎日毎日、同じ事の繰り返し。  そこに部活やら彼女がいるやらと、楽しみがあるなら別だろう。  しかし俺にはそういった楽しめる類いの物が全くなければ、欲しいとも思わない。  そう、本当に色々と無関心な奴なんだ。  学生のくせに夢も希望もないとはこの事だな。  そんな事を考えているとすぐに体育館の裏についた。  そこにはもちろんだが一人の女の子が立っていた。  長い髪の毛を二つにまとめて(ツインテールというのだろうか?)軽い化粧をしている彼女はまるで例えるなら人形のようだった。  確か、見覚えがある。  彼女は陸上部の………
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