チャプター1~殺すわよ~

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-4月- 今日は入学式 まぁ 少しだけ良い高校 友達が行くから俺もそこに入る そんな感じで入ったんだけどね 「行ってきます」 誰もいないけどとりあえず挨拶して、家を出る 俺は親とは別居し、ひとりでマンションに住んでいる 親が前に買った 使ってないマンションだ マンションを降り、今日から通う影光学園、普通に生活出来れば良いな なんて思ってみたりする 「相変わらず寂しい登校ね、雄基」 歩く俺を艶やかな声が呼び止める 振り返ると リムジンの後部座席の窓から金髪で、キツメだけど綺麗な顔立ちの女性 池原花蓮がいた 「あぁ、花蓮おはよ」 「フン、乗せてあげるから、乗りなさい」 花蓮は見下すように言うと、運転手らしき人がドアを開けた 「いいよ…もし何か汚したりしたら悪いし」 本当は何か気が引けるだけだ 学校にリムジンで登校したら 絶対注目されるしさ 普通に学校生活を送りたい俺にはちょっと出来ないスタートだ 「い…良いから乗りなさいよ…別に汚しても構わないから…」 「でも…」 「乗らないと殺すわよ」 「喜んで同乗させて頂きます花蓮様」 結局強引に乗せられ、俺は花蓮と学校へ向かった
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