プロローグ

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「ギルドでの手続きも終わったし、早速行こうかなー…」 先程ギルド(さっきいた場所)で手続きを済ませ後にしたフードを被った人物が呟く。 ちなみに受けた依頼はSランクのものである。 普通ならまだ学生といえる年代の者には無理なのだが、この人物は余裕な顔付きだ。 それもそのはず、Sランクに、Sランク以上の依頼にも慣れているからである。 この者の人物の正体は…………ギルド内唯一ひとりのSSSランクより上の最上級ランクのVランクの持ち主であり、またの名を、-夢幻の皇帝-という。 なぜ、夢幻の皇帝なのかというと、使う属性は全て扱え、幻のように降臨する―。その名を知らない者はいないに等しいほど。 その人物はテラといい、男であり、まだ17歳である。 一般的にはその年齢だと、学園に通うか、通いながらギルドで働くか、なのだが、テラは学園へ通わずにギルドで働いている。 Vランクなのだから、月収だけでもほんとにやばい。
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