第一章

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in ギルド テラ「ただいまー」 テラはギルドの扉を開け、自分の部屋に行こうとした。 ?「おぉ、テラ帰ったか。」 テラ「あ、マスター。ただいま」 ?「確かドラゴン退治だったよな。どうだった?」 テラ「…あんなの簡単すぎますよ。」 ―今テラと話しているマスターと呼ばれたこの人物は、ギルドの長といってもいい、ギルドマスターのフェインである。 ギルド内で誰よりも慕われ、信頼感があつい男だ。 フェイン「はっはっは、テラには敵わんな。笑」 テラ「もっととびきりのを用意して下さいよー。退屈ですよ」 フェイン「…そうかそうか。では一ついいのがあるぞ。やるか?」 テラ「なんですか?」 フェイン「それはな… パールロイド魔法学園に生徒として転入するんだ。」 テラ「…は?」 フェイン「たまには息抜きぐらいしてもいいだろ。それにテラ、お前、学園行かずにギルド職場にしてるのは何かしら厄介だからな。通ってこい。あ、寮制だからな。」 テラ「…わかった。サンキュー、マスター。明日から行けばいいんだよな?」 フェイン「あぁ、じゃあ宜しく頼む。頑張れよー」 テラ(何か不安だけど…ま、いっか。) フェイン「…あ!魔力制御防具いつもつけてるから大丈夫だと思うが、毎日全部つけ忘れないようになー!」 テラ「わかってるって」 そんなこんなで、テラの一日は終わった。 ちなみに今日の依頼の報酬は…50万ガレオン。 この国は1ガレオン=1円である。
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