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【下板橋・妙光寺トナリ坂下宅】
坂下「助けてください。こっちは怖くて怖くて夜も眠れないんですよ」
宗慶「はァ｣
坂下「はァじゃない！ ちゃんと聞いてるんですか！」
宗慶「聞いとりますわ。死にそうなんでっしゃろ、あんた」
坂下「聞いてるはずないだろうが！ 妖怪落としの業者だと聞いて依頼したのに、ひとが話してる最中にヘッドホンで音楽を聴くな！」
宗慶「オレが話聞いたところで意味はありまへん。相方が来んと」
坂下「その相方とやらは早く来ないのか！ 遅いにもほどが──」
一郎「崇慶さん、ちょっと待って！ ひとんちに勝手に上りこんじゃ──」
崇慶「うるさいわねどいつもこいつも。どうせ挨拶なんざ聞かへんわお互いに。妖怪落としが呼んでいる、いざや揃った化丹波」
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