彼の名前は長谷川輝

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輝「じゃ、じゃあ他のところも色々案内しないといけないので、この辺で…」 諭吉「ああ、引き留めてすまなかったな。まぁ隣同士、これからよろしく」 一葉「いつでも遊びにいらっしゃい。もしこっちがヒマだったらそっちに遊びに行っちゃうかもだから~♪その時もよろしくねぇ~」 英世「新しい薬を開発したら随時お知らせしますね~」 僕はペコリと3人にお辞儀をして、長谷川君に引っ張られるようにして部屋から出た 僕「好き嫌いは別として、退屈はしなさそうだね」 輝「全くその通りだよ。ただ、彼らはその…自由すぎるんだよ…気を付けな…」 僕「…肝に銘じておこう」 輝「…さて、仲間たちの紹介も一通り終わったし、もうそろそろいい時間だからご飯にしようか」 僕「よし、初仕事だな。任せろ。うまいもん作ってやるよ」 輝「うむ、いい返事だ。では、台所に案内しよう」 僕「…あれ?」 輝「どうした?」 僕「そういえばさ、吸血鬼なんだから血を吸ってれば食事なんて必要ないんじゃないの?」 輝「良い質問だ。確かに俺は血を吸ってれば食事なんて必要ないんだけどね、不味いんだよ、血って。最低限飲みたくないんだ。だから普通の食事をしてエネルギー補給するのさ」
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